とについては

しかしわたしは眠ることなどできなかった。わたしの精神状態は異常きわまりないものだった――これまでにおちいったどんな精神状態とも異なっていた。しばらくすると、わたしは話をさせてくれとせがんだ――そわそわして、自分の身におきたことを詳しく説明させてほしいといった。
 わたしは三人に、疲れきDerma 21 試做 ってしまったため、砂漠で横になり、うたたねをしたのだと話した。そしてこれまでにもまして恐ろしい夢を見たのだと。突然の強風に目を覚まされたとき、興奮しきった神経がぷっつりと切れた。恐慌状態におちいって逃げだし、なかば埋もれた石塊に何度もつまずき、服を破いてしまった。長いあいだ眠っていたにちがいない――すぐにテントに帰らなかったのはそのためなのだと。
 わたしが見たり体験したりした異常なこ、ほのめかすことさえしなかった――その点についてはもてる自制心のかぎりをつくした。しかし発掘作業の全体に関しては、気持が変わったことを伝え、北東方向への作業はすべて中止するよう主張した。
 わたしの論法は明らかに説得力がなかった――わたしが口にしたことといえば、石塊の数の少なさ、迷信深い鉱夫の感情を害したくないという希望、大学からの資金が不足する可能性、その他でまかせの無意味なものばかりだったからだ。当然、わたしの新しい要請に注意をはらう者はいなかった――わたしの健康を案じてくれていることが明らかな息子でさえ、耳をかしてはくれなかった。
 夜が明けると、わたしは床を離れてキャンプを歩きまわったが、発掘作業には加わらなかった。精神状態を考え、できるだけ早く帰国しようと心を決めた。息子にその決心を話すと、わたしがかまわずにいてもらいたいと願う地域を調査してから、パース――南西千マイルに位置する――まで飛行機で送りますよと約束してくれた。
 もしも自分の見たものがまだ姿をあらわしているなら、あざけりの的になる危険をおかしてで健康飲食も、思いきってはっきりした警告を発してみようかと、わたしは思案した。土地の伝承を知っている鉱夫たちがわたしを支持してくれるにちがいない。そんな気持でいるわたしをうまくあしらい、息子はその日の午後、わたしが歩いたと思われる地域の上空を飛び、調査をした。しかしわたしが目にしたものは何一つ見つからなかった。
 特異な玄武岩の石塊の靜脈曲張

この記事へのコメント